どんな曲？どんなアレンジ？

この曲は2019年度の日本オカリナ・アンサンブル・コンクールの課題曲として作曲しました。シャムロック（幸運のクローバー）は、よくアイルランドを表す代名詞として使われます。苦難の歴史を持つアイルランドに思いを馳せ、伝統のケルト音楽を意識してアイルランド風に書き上げました。シャムロックはアイルランドではいたるところにあり、そのシャムロックを見つめる青い瞳の奥に秘めた、信念と精神に敬意を表します。

曲は、よりオリジナリティーを出せるよう、楽器の選択が出来る箇所を用意しました。色々と試して、ご自分たちのサウンドや好みに合う楽器編成を選択してください。

そしてジグの特徴でもある「足踏み」をオプションとして用意しました。あくまでもオプションですので、やらなくても構いません。オプションの楽譜の通りでなくても構いません。書かれている箇所は、あくまでも参考として、他のところに入れても良いですし、リズムを変えても良いです。オリジナリティーを大切に、楽しく自由にやっていただきたいと思います。


【使用楽器】
ソプラノC
メゾソプラノG
アルトC
テノールG
バスC
コントラアルトG
コントラバスC

田島 篤氏　プロフィール

指揮者、作・編曲家。フランクフルト音楽大学にて指揮法を学び、ウィーン楽友協会にてデビュー。ドイツ国家演奏家資格を有し、ヨーロッパをはじめ内外のオーケストラと共演。「オカリナDUOうらら」のアレンジャーになった事がきっかけでオカリナの世界で活躍する事になり、Nightオカリナ楽団、同アンサンブルの音楽監督を務め、作曲作品も多く手掛けている。雑誌Ocarinaでは、「基本」を伝えるコーナーを連載し、分かり易く丁寧な指導に定評を得ている。現在、日本オカリナ協会の理事長、また日本オカリナアンサンブルコンクールの審査員長を務め、海外のマスタークラスやコンクールの審査員も務める。